11月16日放送のぶらり途中下車の旅で、
太川陽介さんが、東武日光線・鬼怒川線を紹介します。
そこで、ひと足お先に、気になった周辺情報をご紹介します。
紅葉研ぎ出しとは?
昭和の初期、日光東照宮などの修理、修復の為に来た塗師の鈴木島吉さんが、日光の紅葉の美しさに感動。
なんとか手元に残したいと生み出したのが、
この「紅葉研ぎ出し」。
紅葉研ぎ出しは、日光彫の漆器を製作する上での技法のひとつで、
職人が、自らデザインした模様を絵筆で描くのではなく、
本物の紅葉の葉を写しとって、漆を塗り、磨いて研ぎだすという工程を、
何回も繰り返してひとつの作品にするというもの。
本物の葉を使うので、人が描ききれないような、
葉の細かい葉脈まで写し取ることができますが、
ひとつの作品を作るのに半年もかかることがあるそうです。
押し花をそのまま工芸品にしたような、自然のものが持つ美しさがあります。
現在は、鈴木島吉さんの息子さん、鈴木一常さんが、技を引き継ぎ、
お盆、茶托、銘々皿などを製作されています。
湯葉入り!日光ロールとは?
「湯葉入り!日光ロール」と書かれたのぼりの
移動販売車で見つけたこのロールケーキ。
タピオカ粉と薄力粉で作った生地に、
日光名物の湯葉と鶏肉を照り焼きにしたものを巻いてあるそうです。
観光客に気軽に日光名物の湯葉を楽しんでもらおうと、
歩きながら食べられる商品を開発。11月から販売しています。
どんなものか、興味を引きます。
日光に行かれる際には、お試しになられてはいかがでしょうか。